【身の丈に合った生活をしよう】生活水準を見直す方法とは?
こんにちは。
名古屋の家計相談・子育て応援FPの近藤です。
今回のテーマにある”身の丈に合った生活”とは
について書いていきます。
一般論でのこうした方がいいとかの情報は
沢山あります。
でもその内容は自分にあたはまるのか?
これは疑問です。
その考え方に付いて参考にしてもらえたらうれしいです。
身の丈にあった生活とはどのようなものか?
身の丈に合った生活と一言で言われても
よくわかりませんよね。
イメージできますか?
これは非常に難しいと思います。
理由は各家庭ごとで答えが違うからです。
ネットで見たりする一般論と自分の生活が違えば
変わってしまいます。
ここではあくまで僕自身が考える身の丈に合った生活とは?
について書いていきます。
”身の丈に合った生活”を辞書で調べると
「その人の状態にふさわしい程度の生活のこと」
とあります。
そもそも自分の状態にふさわしい程度を理解して生活できている人は
いるのでしょうか?
それくらいわかりにくい話ですね。
収入に対して貯蓄や投資はどれくらい?
ここに関しては正確な答えはありませんが、
いろんなサイトを見ているとあくまで貯蓄率(収入から貯蓄に回す割合)
一般的に最低でも10~20%
収入が多い・共働き世帯で20~40%
幅が広いですね。
これはもちろん時期によっては多くできるときや支出が多い
ケースもあります。
ただあくまで目安ですが20%はしておきたいのが理想ですね。
よく言われる貯蓄をすべて運用に回してはいけません。
貯蓄はあくまで緊急資金です。
急な出費でも対応できるものは現金で置いておきましょう。
目安は生活費の3~6か月(個人的には6か月が理想と考えます。)
つまり収入0でも半年生活できる分は現金として置いておきたい。
すでにこの金額がある家庭は貯蓄率分はすべて運用にしても
いいかもしれません。
大切なのはバランスです。
昔の考えは通用しない?今の生活で変わったこと。
バランスが大切とお伝えしましたが、
今の時代を考えると最低限の資産運用をしなければいけない
状況になっていると感じています。
◆給料がなかなか上がらない
◆給料が上がっても手取りが増えない
◆物価上昇で生活費が増える
◆終身雇用制度がなくなったり、定年が先延ばし
◆銀行金利が低くお金が増えない
◆少子化に伴う年金や社会保障の不安
◆受け取れる年金や退職金の減少
きっとまだまだあります。
厳しい時代になっていますね。
身の丈に合わない生活を送ることのリスク
身の丈に合った生活=収入の範囲で生活ができる
ではありません。
赤字にならなければ大丈夫。と思っていませんか?
ここは要注意ポイントです。
上記にもあるように、国が一生涯守ってくれる時代では
ないことをまず理解しないといけません。
収入の範囲で生活できればOKではなく
収入の中から生活と将来への貯蓄や投資も考えた生活を
送ることが重要なっており、それが前提になると思います。
◆年金では生活費が足りない
◆給料が増えてもそれ以上に物価が上がり実質所得が減る
◆不況による減給やリストラ
◆突発的な自然災害への備え
◆長生きだからこそ介護や認知症の際の費用も心配
昔と今では考えることが全く違ってきています。
税金も違う、物価も違う、収入も違う、働き方も違う。
要は参考にするものがない時代を生きる中で、過去の考えのままの
生活をしてしまったり、将来に向けたたくわえをしないことは
老後の破綻にもつながりかねないと思っています。
今日本では16人に1人が老後破綻と言われています。
そうならないために、将来を見越した自分たちの生活スタイルを
確立していくことが大切なんです。
身の丈に合った生活水準に見直すメリット
見直すメリットという表現を使いましたが、
実際には身の丈に合った生活に見直さなければならない
ということが正解だと思います。
この前にリスクの話をしました。
そのリスクを乗り越えられるようになるという事が
メリットであると考えます。
人生100年時代を生き抜くために
定年を終えてから30年以上年金のみで生活となると、
以下にそれまでに”自分積立年金”を作るかが重要です。
年金で足りない生活費を補う必要があります。
退職金もどうなるのか?税金も変わるかもしれません。
そして銀行に預けるだけではお金が増えない。
昔はよかった・・・
そんな言葉は無意味なんです。
私たちは、今の令和の時代に合わせて生きていく必要があるんです。
働ける時間は限られます。
稼ぐ時間の中で、しっかり将来の為のお金
資産寿命を延ばす必要があります。
その仕組みつくりを今からすることが重要です。
途中でも解説しましたが
収入の80%で生活し、20%は運用を行う事は重要だと
言わざるを得ません。
身の丈に合った生活というのは
収入の80%で生活をできるようにする。
20%運用に回すという事。
それができない状況であれば、それができるように
家計を見直していくことが最初のステップだと思います。
お金の不安をいかに軽減するか!
将来のことは誰もわかりません。
赤字でなければ乗り越えられると誰も思っていません。
金額はありますが、しっかり先の為に資産運用を行っている事。
長期目線でしっかり資産を育てていく仕組みを作ることで、
将来のお金への不安は減っていきます。
自信にもつながってきます。
大切なことはまず仕組みを作り、失敗しながら
成功体験を作っていくことです。
漠然とした不安を明確にして対策を考えていくこと。
本当に大切だと感じています。
政府からも新NISAの推奨など情報が出てきます。
とてもいい仕組みだと思いますが、
しっかりその仕組みを利用する知識は得ていきましょう。
生活水準を見直すポイント
まずは固定費の見直しが最優先だと思います。
携帯代、住宅費用、保険料など
変動費はどうしても世の中の状況に左右されます。
まずは固定費を把握して見直して、無駄を削ることから。
削ったお金をしっかり管理していくことが大切ですね。
そして何よりも”ライフプラン”をしっかり立てる事です。
ブログでも何度も書いてきましたが、
何をつかって運用するの前に、何のために行うか?
自分にとってどんな人生が理想なのか?
しっかり考えて行動に移すことです。
ライフプランは究極の現状把握です。
その生活の中でどう生活費と運用を割合を考えていくのか?
自分たち取っての優先順位を考えていくかが大切だと思います。
理想は自分たちだけで考えず、プロの目線で客観的な意見も聞き、
最後は自分たちで選択していくことをお勧めします。
まとめ
今回は”身の丈に合った生活”という視点で
まとめてきました。
もちろん各世帯によって収入も支出も違います。
正解はありません。
ただし昔と今は状況が全く違います。
厳しい時代の生き方を理解して、生活費・貯蓄・運用の
バランスをしっかり考えて早く仕組みを作ることが
大切だと思います。
まずはライフプランでご自身の”身の丈にあった生活”を
知るところから考えていきましょう。
全ての子育て世帯がお金で知らないことで損をしない人生を!
これがRACの想いです。
100世帯あれば100通りの考え方や資産運用の仕組みがあります。
誰かの真似ではなく自分に合った内容を、自分で選びこと。
幸せな人生にはお金は必要です。
ぜひしっかり向き合うきっかけにしてください。

子育て世帯専門のファイナンシャルプランナー
<資格>
ファイナンシャルプランニン技能士2級/証券外務員2種/住宅FPエキスパート資格
CEOキッズアカデミー講師/キッズマネースクール認定講師
子育て世帯専門に年間100世帯以上のお金の相談に対応。お子様が寝てからのオンライン面談も好評。
こどもと大人のお金の先生として子供への金融教育にも力を入れており、おこづかい教育などは非常の評価されています。
子供の起業家マインドを育てるオンラインスクールなど、大人も子供も生き抜く考え方を伝えています。
身近で気軽に相談できるパートナーになれるようにわかりやすいセミナーやコンサルを心がけています。