株価が暴落!NISAを始めたばかりで不安を感じる方が考えるべき事!

こんにちは。
名古屋の家計相談・子育て応援FPの近藤です。

今回のテーマのNISAの考え方について書いていきます。

予想はしていましたが、
株価が下がったタイミングで、NISAに対して不安を
感じる方も多くいるみたいです。

改めてこのタイミングでNISAを活用する上で
絶対に抑えるべき考え方をお伝えしたいと思います。

改めて新NISAについて復習を

今回日経平均株価も、世界の株式市場も結構な急落をしました。
最近ずっと好調だったため、戸惑いの声が多くなっています。

改めて新NISAとはどういった制度なのかを再度確認しましょう。

旧NISAと新NISAはどう変わった?

NISAは、政府が推奨する資産運用制度の一つです。
運用して得た利益が非課税になります。

長期の運用において、この非課税で利益を受け取れる。
そして非課税期間は無制限という点が魅力と考えます。

2023年までは非課税運用期間に縛りがありましたが、
個人的にはこの非課税期間無制限が非常に魅力的な
仕組みだなと思っています。

2024年から新NISAの口座は増加してきた

昨年までの旧NISAでの口座開設数は、
一般NISAとつみたてNISAを合わせて2124万7420口座!

それが新NISAが始まってからの3か月。3月末時点で
2322万7848口座と200万口座増えています。
※金融庁NISA口座の利用状況調査(令和6年3月末時点)

それだけ新NISAが話題になり新規で口座を作る方が増えた
という事です。

これに関してはとても良いことだとおもいます。

口座開設が増加したことへの心配事

今回新しく解説された方も、旧NISAから開設された方も
やはり積立投資の仕組みを理解しているか?

ここが大切だと思います。

例えば、最近ニュースを聞くよね!
NISAって良さそうだよね。
友達がやっていて増えたって言ってた。
Youtubeや本でも書いてた!

もちろん非課税で運用ができる点は本当に良いものです。
話題にもなります。

ただ、実際に仕組みを理解せずに
言われたまま始めた方も沢山いるはずです。

このような場合
思うような結果が出なかった場合に、とてももったいない
失敗につながると考えられます。

実際に起こった株価の暴落でどんなことが起こったか?

2024年8月に株価が暴落と騒がれました

8月に入って経済が不安定になり、世界的に株価が暴落しました。

ブラックマンデーの再来?と言われ騒がれていますね。
足元では米国株、日本株ともに大幅安となっています。

特に日本株については、「歴史的大暴落」「ブラックマンデー越え」などの言葉が並びます。

ブラックマンデー(暗黒の月曜日)とは、1987年10月に起きた世界的な株価の大暴落のこと。

世界的な金利上昇懸念やインフレ懸念が引き金となっておきた暴落でした!

特徴的なのは、投資家の間で不安感が連鎖したことで
「売りが売りを呼ぶ」展開で暴落が起きたということです。

冷静に考えると今回はパニック売り!

「売りが売りを呼ぶ」展開で暴落が起きたととはどういう事か?

◆今回はまず日本銀行が利上げを行うという点。
◆アメリカが9月に利下げを行う予定が、
 アメリカの雇用統計から経済不安が予測され早まるのでは?
◆米国のハイテク株が下落し、今まで引っ張っていた半導体が?

とこれと言って大きな出来事ではなく、
もしかしたらこうなるのでは?という予測に
大きく引っ張られたという事です。

こういう時の鉄則

こういった不安定な状況で資産運用を行うときの鉄則は

①あわてて売らない

②慌てて買わない

③マーケットベースではなくゴールベースで考える

得のこの③が重要です。
その運用の目的を整理することが重要で、その上で今それを
考える必要性も改めて考えてほしいです。

改めてNISAを活用している人へ伝えたい事

NISAを始めて今不安を感じている人の特徴

早速ニュースで見ました。
NISAを始めている方が今回の暴落で不安を感じている。

実際にすでに解約した方もいる。
そんな記事でした。

こういう人も出てくるだろうな!とは思っていました。
でも本当にもったいないですね。

実際に不安になる人の特徴

◆友達がやっていて、増えるよ!と言われたから始めた
◆ネットの情報でポジティブな印象
◆Youtubeや本のを読んで

おそらく漠然と良さそうと思って初めて、最初は実際に増えていた
人が急に下がって焦っているんだと思います。

つまりNISAの特徴やリスクを考えず
ただポジティブな情報だけではじめてしまったんですね。

景気にも晴れの日や雨の日がある!雨の日の対策を知る事が重要

人生ずっと晴れの日ばかりじゃないです。
雨の日もあります。

今回の株価の下げはいわゆる雨の日です。
驚いている方はシンプルに雨が降ると思っていなかったんです。

NISA特に投資信託の特徴を理解していたら
そこまで焦ることはないんですよ。

それがドルコスト平均法の考え方です。

ドルコスト平均法を改めて理解しよう

もちろん投資には一括投資と積立投資があります。
ここでは積立てのケースをお話しします。

毎月1万円の予算で株式を購入する場合

①株価が上がったら儲かるんでうれしい!

②株価が下がったらたくさんの株が買えるからうれしい!

②のケースは見た目ではお金が減っていますが、
同じ予算でたくさん購入ができるんです。

簡単に言えばバーゲンセール中!

安く仕入れたものが値上がりしていくのを待つこと!
これが重要です。

つまり株価が上がっている晴れの日はお金が増えている

今回のように株価が下がった時はバーゲンセールととらえて
上がってくるのをじっくり待つ。

こう考えると今回の下落は何も怖くないんです。

むしろこのタイミングで焦って辞めてしまう事が
いかにもったいないかです。

だから貯金も大切です

よく、銀行に預けてもお金が増えないから
資産運用へ!と言われることがあります。

しかし、今回のように株価が下落した際に
どうしても資金が必要な場合にすべて運用にしていると
リスクがあります。

こういう時には預貯金で現金で対応し、
また運用が上がった際に補填する余裕があることが理想です。

銀行は安全にお金を置いておく場所として
認識して、緊急資金はしっかり残しておきましょう。

安全資金がある上で、運用を行えば
雨の日も晴れの日も乗り切れるはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、直近の株価の急落で心配する声が増え
情報でも改めて資産運用のリスクだけが取り上げられる中
皆さんが選択を誤らないように記事を書きました。

金融商品の選択は、簡単でいいので
しっかり内容は知る必要はあります。

リスクは怖いのではなく、知ったうえで超え方を
知れば決して怖いものではありません。

しっかり自分が納得して運用スタートしていただけたら
と思います。

全ての子育て世帯がお金で知らないことで損をしない人生を!
これがRACの想いです。

100世帯あれば100通りの考え方や資産運用の仕組みがあります。

誰かの真似ではなく自分に合った内容を、自分で選びこと。

幸せな人生にはお金は必要です。
ぜひしっかり向き合うきっかけにしてください。