為替介入について

こんにちは。
名古屋の家計相談・子育て応援ファイナンシャルプランナーの近藤です。

今回は政府が行った為替介入って⁉️

先日24年ぶりに為替介入を行いましたね。
でもこれってどういうこと?について解説します‼️

今まではアメリカの金利が上昇し、日本は低金利継続の状況から円を売ってドルを買う。
ドルにお金を預けるほうがお金が増えるという考えから円安の動きが止まりません。

これにより一気に円安が進んだのは言うまでもなく、
輸入品に頼る日本では急激な物価上昇で苦しんでいますね!

急速な円安は好ましくないということで、日本政府が政府が持っているドルを売って円を買います!
という行動を起こしたということです。

これによって1ドル=146円近くから一気に142円くらいまで円高になりました。
一瞬でここまで下がるのはこの効果。瞬発的な対応で長期的な効果があるのかはこれからの世界情勢ですね。

これが1ドル=145円を超えると日本政府が介入してくれると思われて、
各国が円を売りまくっても日本が買うと思われると怖いですね。

実際に介入後は・・・
結局今144円まで円高に。

為替介入は日銀ではなく政府の判断で行います。どこからお金を出したか?
今政府の外貨資産は189兆円!
そこには国債や株式などもありすぐに動かすのは外貨預金の19兆円。

今回はそこから3兆使ったといわれています。

この介入で日本政府は防衛ラインとして145円を想定していると思われます。
145円超えそうなら介入していく?でもすぐ使えるドルはあと13兆円。伝家の宝刀はあと数回です。

そもそもアメリカは年末までに4.25%まで利上げを宣言している中、
日本は当面利上げしないといっているので差が開きます。

根本的なここが変わらないと介入はただの気休めになりかねない。

今回は日本単独ですが、過去1998年の介入はアメリカも協力して行いました。
そんなことが起これまばまた大荒れになりそうですね。

為替の問題はやはり今一番ホットな話題の一つなので解説しました。

もうすぐ145円にまた届きそうですね。さあどうなる?