歴史的な賃上げ?実際はどう?

こんにちは。
名古屋の家計相談・子育て応援FPの近藤です。

今回は歴史的な賃上げと言われているけど・・・についてです。

2024年の春季生活闘争(春闘)中間まとめでは、5.17%と33年ぶりの賃上げ水準に。

大企業だけでなく、中小企業を見ても4.66%高い伸びが見込まれています!

ですが実際には給料アップを感じられている人は少ないみたいです。
なぜなら春闘はあくまで労働組合を設置している企業の集計。

日本の企業で働く人の数は約6,100万人ですが、
労働組合に加入している人の総数は約999万人。

実は全体の16%程なんです!

(労働組合のない)零細企業の方が圧倒的に数が多いので、
賃上げの波が全体に波及するにはまだ時間がかかりそう。

新卒の初任給は上がったけど中間層は上がらない・・・

日本は90%が中小企業。データで出てくるのはほんの一部の上場企業。
その数字で賃上げが実現していると表現されるのは違いますね。

本当に国全体の底上げをしないと
どんどん今の物価高に耐えられない家庭も出てきてしまいます。

賃上げ効果がある!定額控除で豊かさを感じる・・・
正気かなと本気で思いますね。

めでたく住民税に森林環境税は入っていました!

さらに政府が6月下旬に閣議決定をする
「骨太の方針(経済財政運営と改革の基本方針)2024」では、
さらなる賃上げを目指す政府の姿勢が示されています。

持続的な賃金の上昇に向けた取り組みに注目が集まります。

内容としては依然として大企業と中小企業の格差が目立つことから、
中小企業の賃上げ支援に焦点が当てられそう。

具体的には下請法の運用厳格化が盛り込まれ、
中小企業がコストの上昇分を価格に転嫁しやすくし、
賃上げ原資を確保しやすい環境を作ることなどです。

物価上昇を上回る賃上げの定着が実現できるか注目されます。

ただ政府が企業に賃上げを求めるだけでは、
国民生活向上や経済成長に繋がる持続的な実質賃金上昇は実現できません。

海外での食料・エネルギー高騰や円安進行を受けた輸入インフレショックに。

持続的な実質賃金の上昇を実現するためには労働生産性の向上が必要不可欠です。

そのためには省力化に役立つAIなど自動化技術の導入促進や、
デジタル化で仕事を失う恐れのあるホワイトカラーに向けた
専門知識の習得やリスキリング(学び直し)が重要です。

全ての子育て世帯がお金で知らないことで損をしない人生を!
これがRACの想いです。

100世帯あれば100通りの考え方や資産運用の仕組みがあります。

誰かの真似ではなく自分に合った内容を、自分で選びこと。

幸せな人生にはお金は必要です。
ぜひしっかり向き合うきっかけにしてください。