こんにちは。
名古屋の家計相談・子育て応援FPの近藤です。

今回は子供のお金の先生としての記事を配信します。

クリスマスも終わり、子供たちにとってお正月は
お年玉がもらえるビックイベント！

でも子供にとっては大きなお金。
それを簡単に手に入るものと考えられても困る！

そんなときの役に立つ考え方を
今回解説していきます。

そもそもお年玉って何なのか？

お年玉の由来は何なのか？

元々はお金ではなく”お餅”だったんです。
年神様にお供えしていた鏡餅を家族で分けるという
鎌倉時代に始まったとされる風習がその由来です。

この意味は、

◆年神様から新しい魂（年魂）をもらうことで、
　1年間無事に過ごせるように祈る

◆年神様からのお下がりとしていただく玉のような餅を
　「としだま」と呼ぶ

◆年神様は丸餅に魂を込めて帰られることから
　「歳神さまの魂（の玉）」を”としだま”とした

いつからお金を渡すようになったのか？

お年玉が現金に変わり始めたのは、昭和の高度経済成長期です。
その頃には給料をもらう人が増え、年神様へ鏡餅を供える家庭が
減ったことがきっかけと考えられています。

また、団塊の世代が生まれて家族数が増えたことや、
都市部の世帯数も増えたことによって、それぞれの家庭で餅を
ついて歳神さまへそなえること自体が徐々に減少しました。

そのことから餅ではなく現金を渡すという文化に変わったんですね。

昭和って本当に最近の話ですね。

海外にも同じような文化はあるのか？

キリスト教圏には、お正月を祝う習慣自体がないため、
お年玉のような慣習もありません。

キリスト教圏ではクリスマスを盛大に祝うので、
新年は家族と集まることなく普通に過ごすケースが多いです。

日本のようにお正月に子供たちにお金をあげる風習は、
アジア諸国に多く見られます。

それぞれの国の風習によって渡し方などは変わってきます。

どちらかと言えばアジア圏の文化という事はわかりました。

日本におけるお年玉の相場は？

ここに関しては、金額のルールがあるわけではありません。
だからこそ迷う事がありますよね。

一般的な相場として参考にして頂ければ幸いです。

お年玉をもらう前にしっかりお金の教育をしておく

子供の頃は、お正月はたくさんお金が
もらえるビッグイベントでしたが・・・

いざ自分が渡す側になると悩ましい。

お小遣い教育をしている方からしたらお年玉の単価は
急に高くなります。

大きなお金が簡単に手に入ると思われたくない！
そう思うのが普通です。

会う人にすぐ「お年玉チョーだい」とか言われたら
親としてはひやひやしますね。

そうならないためにお正月を迎える前に
しっかり伝えてほしいことがあります。

お年玉ってどうしてもらえるのか？

もちろんここに明確な理由があるわけではありません。
風習として残ってきたものです。

ただ、子供にとっても大人にとっても
大きなお金です。

しっかり価値のあるお金として大切にしてもらいたい！

だから・・・
こんな風に伝えてほしいです。

お年玉、「今年も頑張ってね！応援してるよ！」

”応援のお金”という形で子供に教えてあげてください。

こんな大きなお金が簡単に手に入るのではなく
一年のスタートに１年分の応援のお金としてもらうんだよ！

その一言を伝えると本当に変わってきます。

お年玉を受け取るという事の意味

１年頑張ってねのお金を受け取る事は、

「一年頑張ります！」の約束。

そのつもりで受け取る事が大切です。

この考え方になると、相手が応援するとも言ってないのに
お正月だから「早くお年玉ちょうだい」という話は
出なくなると思うんです。

もちろんいきなり理解できなくても
親がこの気持ちで伝え続けることが大切なんです。

お金のもらうことを当たり前にしてはいけません。

感謝の気持ちを持てる子にしていきましょう。

もらったお年玉をどう管理するか？

大きなお金を受け取った後の管理はどうしていますか？

ここでの対応は重要です。

その考え方一つで子供の考える力が変わってきますよ。

全て親が預かっておく！これは３流の管理

大きなお金の管理は、子供には早い！

そう決めつけてとりあえず親が管理しておくね！
これは絶対やめてほしいです。

あのお金どうしたっけ？
いくらあるんだっけ？

こんな意識がないまま任せきることで・・・

お金の管理は親任せになってしまう点と
漠然と持っていかれてしまった感覚が残ります。

もらったお金をブラックボックス化してしまうのは
お金の教育という観点では絶対NG行動です。

お年玉を子供に全部渡すのは二流の管理

子供がもらったお金だから、それは子供の自由。
そのお金は子供に管理させたり、とりあえず貯金に

みたいな内容もよくあります。

これもやはりまだ足りない！

まとまったお金の管理の仕方を伝える必要があります。

大きなお金が入ったら「パーっと使ってしまう」

それはダメですよね。

計画的にお金と向き合うことが大切なんです。

では一流の管理術を子供に伝える方法は？

ここまで引っ張ってますが、すごくシンプル。

【子供と話し合いで一緒に考える事】

①まずはしっかりもらったお金を数える！
　もちろん改めて感謝することを忘れず。

②ここから、お金を並べて
　貯金するお金/自分で管理（自由に使える）お金
　そして、投資（増やすお金）を考える事

その割合は子供に決めてもらいましょう。

子供に投資を！というステップに関しては
段階を経て考える必要がありますが、非常に面白い
成長をしてくれます。

ここはまたいずれ詳しくお話しします。

まとまったお金を、子供と話しながら投資に入れます。

増えた時は喜ぶ！
減った時は何でかを考える！

お金が働く事を自然と感じられます。

これはやってよかったですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

ただ何も考えずお年玉がもらえると思ってしまうのは
もったいないです。

お金は大切なものだという意識を常に持ちながら
しっかり管理できる大人に育ってもらいたいですね。

ぜひ実践してみて下さい。

全ての子育て世帯がお金で知らないことで損をしない人生を！
これがRACの想いです。

100世帯あれば100通りの考え方や資産運用の仕組みがあります。

誰かの真似ではなく自分に合った内容を、自分で選びこと。

幸せな人生にはお金は必要です。
ぜひしっかり向き合うきっかけにしてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。