子育て世帯のお金を取り巻く最新の環境は?

こんにちは。
名古屋の家計相談・子育て応援FPの近藤です。

最近子育て世帯を取り巻くお金の環境がいろいろと変わって
きました。

今の世の中で注目すべき内容を書いていきます。

子育て世帯のための”子ども家庭庁”って何?

子ども家庭庁とは
一言で言えばこどものための政策を進める組織です。

これまでは文部科学省や厚生労働省がそれぞれ別の問題を担当していました。
いじめ問題は文科省、子育て支援や貧困については厚生労働省という感じ。

それをすべて取りまとめるという感じです。

こどもの貧困問題や、虐待問題などが大きな問題になりますね。

子ども家庭庁には勧告権があり、各省庁に対して指示を出せるという力があるため
子供の問題に対しての権限を多く持つことができるんです。

中には3つの部門があります。

企画立案・総合調整部門は全体のとりまとめ。
意見を集めてデータベース構築など。

成育部門は安心安全のための制作立案を行います。
保育園などの整備や子供とかかわる大人の犯罪歴などをチェックするなど。

支援部門は虐待やいじめ、ひとり親家庭など貧困を抱える家庭の支援や、
ヤングケアラーの早期把握など。

安定的な財源やどこまでしっかりリーダーシップを発揮できるのか?

今後に期待です。

子育て中の悩みに対して解決する組織と考えるといいですね。

国として少子化を食い止めるために”子供””子育て””育児”など
外せないキーワードですよね。

子育て世帯に大打撃!5月からの電気代

今電気代に悩まされている家庭は多いですね。
しかしようやく暖かくなりエアコンの使用が減ってくるこれからは
少し請求も易しくなってくるのではと感じます。

そんな中で経済産業省は、電気料金に上乗せしている
再生可能エネルギー普及のための賦課金について、
5月請求分から平均的な使用量の家庭で月820円減らすと発表しました。

国全体で見たら多くの手当かもしれませんが、月820円って・・・。

大手電力7社は今春以降、多くの家庭が対象となる家庭向け規制料金で
平均28~45%の値上げを経産省に申請しています。

この対応が家庭生活を助けてくれるまでにはいかないですね。

月の固定費の電気代が下がれば生涯節約金額は大きいですよね。
まだまだエネルギー価格が上昇しますが上がらないことを祈ります。

41年ぶりの消費者物価指数の上昇率!子育て世帯がどう乗り切る?

消費者物価指数が41年ぶりの上昇幅?そんなニュースが出ました。

消費者物価指数とは?
全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を
総合した物価の変動をあらわしたものです。

今回はその中で値動きが激しい生鮮食品を除く指数に注目しました。
なんと昨年の2月に比べて3.1%上昇しました。

政府のエネルギー価格の緩和措置がなければ4.3%の上昇になっていたようです。

これだけの上昇を記録したのは、第二次オイルショック末期の1981年。
その時が4%の上昇だったので総務省統計局は「41年ぶりの上昇幅だ!」と説明しています。

一方で消費税が導入された1989年度や5%⇒8%になった2014年にも2.8%上昇しています。

オイルショックと今回を見るとやはり原油価格に大きく左右されてしまいますね。

出費が増えても収入が増えないと・・・
ここの話はもちろんですが、しっかり自分を守る資産の構築は必要ですね。

これから日本の物価はどうなる?エンゲル係数から考える子育て世帯のお金

エンゲル係数とは、家計の消費支出における食費の割合です。

ここで問題です。
アメリカ、イギリス、日本でエンゲル係数はどこが1番高いでしょう?

答えは
日本が26%で1位
イギリスが21%
アメリカが15%

あれ?
たくさん食費がかかりそうなアメリカが安い?と思いますよね。

この理由は資源が自国にある事。
輸入が少ない状況で対策ができるため消費が多くても
他国に比べて安いという状況なんですね。

一方日本は輸入がほとんどの為、インフレによる影響をもろに受けてしまいます。
そう考えると日本は、他国に比べてインフレ対策を真剣に考えないといけませんね。

資産分散や運用をしてお金を守り、増やす。
そんな国なのに金融教育が送れているのだから不思議です。

日本でのこの1年の物価上昇ランキングで1番上がったのは・・・

柔軟剤でした。約270%。

まだまだここは続いていきます。

だんだん逃げられない問題になってきましたね。

まとめ

今回は、激しく変動する時代の中で、
今の子育て世帯が直面している家計の問題について考えてみました。

子ども家庭庁も含め、今まで注目されていないお金の問題を
国が考えていることはよくなってきました。

でも物価上昇も含め自分の生活を守るためにには
考えて行動しながらお金を動かす必要があります。

まずは現状を理解することから。

全ての子育て世帯がお金で知らないことで損をしない人生を!
これがRACの想いです。

100世帯あれば100通りの考え方や資産運用の仕組みがあります。

誰かの真似ではなく自分に合った内容を、自分で選びこと。

幸せな人生にはお金は必要です。
ぜひしっかり向き合うきっかけにしてください。