小学生の8割がお金の貸し借り経験あり?親は知らない金銭トラブルで見えてきた”将来貧乏になる子供の特徴”

こんにちは。
子供と大人のお金の先生、FPこんけんです。

今回のテーマは、子供の金融教育について。
子供の貸し借りに関して考えていきます。

将来子供が貧乏になるかどうかは
今からの金融教育で変わります。

そんなテーマについて今回は書いていきたいと
思います。

小学生の8割がお金の貸し借りあり?

なかなか衝撃的なタイトルですよね?
実際に子供が友達同士で貸し借りをしていることは
どれくらいあるのか?

なかなか知る事は難しいと思います。
ただしこれは親が知らないだけというケースが多いことも
自覚しましょう。

子供同士のお金の貸し借りが発生するシーン

特に注意が必要なのは小学校高学年になってくるタイミング。
自分でお小遣いの管理や、買い物もできるようになり
お金を払うことに慣れてきます。

大きなトラブルになるのはこの年代です。

だからこそ低学年までにしっかり教育をする必要
がありますね。

子供同士のお金の貸し借りが発生するシーンはいくつかあります。
以下のような場面が典型的です:

1.お菓子やジュースを買うとき
友達と一緒に駄菓子屋やコンビニに行ったとき、手持ちが足りずに
少額を借りることがあります。
これは小学生によく見られるシチュエーションです。

2.遊びのための交通費や入場料
公園や映画館、遊園地などに行く際に、バス代や入場料が
足りないときに友達に借りるケースです。
中学生くらいになると、移動範囲も広がるため発生しやすくなります。

3.学用品の購入や忘れ物のフォロー
文房具(消しゴム、シャープペンシルの芯、ノートなど)を
忘れたり失くしたりした際、友達に少額を借りて学校内で購入することがあります。

4.ゲームやオンライン課金
スマートフォンやゲーム機を使う子供たちの間では、
ゲーム内課金やアプリ購入のためにお金を貸し借りすることもあります。
この場合、実際の現金ではなく、プリペイドカードやギフトコードを介することも。

5.お年玉やお小遣いの貸し借り
お年玉シーズンや誕生日後など、お金を多く持っている時期に、
友達が欲しい物を買うために一時的に貸すというケースもあります。

6.学校行事や部活動の費用
修学旅行、遠足、部活動の合宿費用などで、
集金日に手持ちが足りずに友達から借りることもあります。

7.緊急時の立て替え
予期しないトラブル(財布を忘れた、落としたなど)の場合、
一時的に友達にお金を借りてその場をしのぐこともあります。

これらのシーンは一見些細に思えるかもしれません。
そして決して良くない事のように思えないかもしれません。

しかし、しっかりお金に関する考え方を学ぶ前から
この状況になることはとても危険です。

お金の教育を受けずに貸し借りを行うことは危険です。

最初は少ない金額でも、金額が大きくなったり、
貸し借りが頻繁になるとトラブルの元になることもあります。
返済を巡る友人関係の悪化や、不公平感が生まれるケースも少なくありません。

また、貸し借りを通じてお金の価値観や責任感を学ぶ機会にもなりますが、
親のサポートやガイドラインがないと問題が深刻化することも考えられます。

それでは実際に子供のお金のトラブルで
よくある事例を見ていきましょう。

子供のお金の貸し借りトラブル!よくある事例を紹介

1、返済されない、催促できない

友達にお金を貸したものの、返済されないケース。
子供は「返して」と言うのをためらうことが多く、
結果としてトラブルが長期化することも。

2.金額の認識違い

借りた金額と貸した金額の認識が食い違い、後で
「そんなに借りてない」「もっと貸したはず」と揉めるケース。

3.利息や見返りを要求される

貸す際に、「あとで○○してくれたら返さなくていいよ」と
条件をつけられ、後にトラブルに発展することも。

こうした貸し借りのトラブルからお金に関する
いじめや強要に発展することもあります。

自分の子に限ってそんなことは起こらない!は危険

上記で書いてきたトラブルを聞いていかがですか?

自分の子に限ってそんなことはない!
とはっきり言いきれますか?

周りの環境や人間関係の中で起こる事。
だから絶対はありえないと思った方がいいと考えます。

小学生の8割はお金の貸し借りの経験がある?

これは実際に明確なデータはありません。
2024年に起こった小学生どうしで93万円のやり取りの
事件が起こった後に、30名ほどのママさんに協力依頼をして

自分の子供に「友達同士でお金の貸し借り経験ある?」
※怒らない事を伝えて聞いてもらいました。

8割近い子供が経験ありました。

こんな近いところで調査をして、この結果という事は
普通にあるという事です。

最初は本当に些細な事から、大きなことに繋がります。

つまり親の立場として、
いつでもこの状況は起こりうるという事を理解して
家庭内で協力するしかないという事です。

なぜ多くの親はこの事実を知らないのか?

これは完全に心理的な要因ですね。

子供が一番怒られたくない存在は親なんです。
そのうえでお金の問題は、子供なりに良くないと思っています。

普段からお金の話を家族ですることがないと
怒られることを予想して隠してしまう事が多いです。

その気持ちはわからなくもないですね。

ただそうしたお金のトラブルを救えるのは家族しかいません。
そこを認識して子供を守るために教育として
お金と向き合っていきましょう。

将来貧乏になる子供にしないために

自分の子供にお金に困ってほしいと考える親は
1人もいません。

しっかり稼いで自立をした子供に育ってほしいですね。

そんな中で将来貧乏になる子供の特徴をまとめていきます。

将来貧乏になる子供の特徴

①お金の価値を理解していない
 お金は無限にあると思っていたり、モノの値段を気にしないなど。
 「お金がなくなったら親がまたくれる」「カードで払えばいい」と
 思い込んでいる子供は、お金の有限性を理解できていない可能性があります。

②計画的にお金を使えない
 あるお金をすぐ使ってしまったり、先を気にせずに使ってしまう。
 貯蓄や投資が苦手で今欲しいものをすぐに手に入れようとします。
 計画的にお金が使えなくなってしまいます。

③お金を借りることに抵抗がない
 家族や友達にお金を借りることに抵抗がなくなり、
 返す意識が低くなっていく傾向があります。

④労働とお金の関係を理解していない
 親が何でも買い与える環境では、「お金は自然に入ってくるもの」
 という誤った認識を持ちやすくなります。
 またお金を稼ぐことの大変さを理解できず、浪費グセがつきやすくなります。

⑤責任感がない
 親が何とかしてくれるとか、困ったら誰かが助けてくれる
 という意識がついていまう。

⑥ものを大切にしない
 新しいものをすぐ欲しがったり、壊れたらすぐ買い替えようとする

将来お金に困らない子供にするためのポイントは?

もしこれらの特徴が当てはまる場合、
以下のような対策をすることで、子供の金銭感覚を改善できます。

お小遣い制を導入し、自分で管理させる
お金を使う前に「本当に必要か?」を考えさせる習慣をつける
「労働=お金がもらえる」という経験をさせる(お手伝い報酬制など)
金銭トラブルの事例を話し合い、貸し借りのリスクを理解させる
親が金銭教育を意識し、子供と一緒にお金について学ぶ

家庭でできるおこづかい教育が最も簡単で有効な
ポイントかもしれません。

過去におこづかいの渡し方など記事にしました。
こちらを参考にしてください。

また子供に金融教育を伝えるための
Youtubeチャンネルもぜひご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

家庭でのお金の教育の必要性を理解いただけましたか?

お金は大切なものだという意識を常に持ちながら
しっかり管理できる大人に育ってもらいたいですね。

ぜひまずはおこづかい教育から実践してみて下さい。

子供を守る教育=金融教育。
そこをおろそかにすると、将来貧乏になる思考になってしまうかも・・・

ぜひこの記事が参考になればうれしいです。

全ての子育て世帯がお金で知らないことで損をしない人生を!
これがRACの想いです。

100世帯あれば100通りの考え方や資産運用の仕組みがあります。

誰かの真似ではなく自分に合った内容を、自分で選びこと。

幸せな人生にはお金は必要です。
ぜひしっかり向き合うきっかけにしてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。