小学6年生が93万円を同級生に渡す‥前代 未聞のトラブルは「また起きる」と金融の プロが分析する理由
こんにちは。
子供と大人のお金の先生、FPこんけんです。
今回も子供の金融教育について。
2024年に話題になった子供同士の金銭トラブル・・・
人は過去の経験から学びますが
実際に自分の子供に同じことが起こるかも!
と心配している親は少ないです。
改めてわが子が巻き込まれないために学びましょう。
2024年に起こった子供同士のお金のトラブルとは?
2024年3月に全国ニュースになったこの事件!
愛知県の小学6年生が友達に93万円取られた・・・
そもそも何でそんな大金を!は置いておいて
なぜそんなことが起こったのか?
それは本当に些細なやり取りからの発展でした。
子供同士の些細なやりとりが大きな問題に発展する
きっかけは、お金のことで馬鹿にされた事。
「お前の家、貧乏だろ?」と馬鹿にされたことから
見返したいという気持ちが働く。
お年玉やお祝いをまとめたお金が”タンスにある”と知っていた
その子は「貧乏じゃない!100万円ある」と言い返しました。
その後その友人から「純金でできているから価値が上がる」
珍しいお金を25万円で買う(カナダドル)
10ドルなので1000円くらいのお金を25万円で買う
そうしたやり取りが続いて最終的に93万円というお金を
タンスから抜き出して渡してしまったという事件です。
この事件を聞いたときに感じる疑問点
◆まずなぜ子供がそんな大金を持っているのか?
ここは書いてあるように、お年玉やお祝いのお金を
為てあることを知っていた。
これ自体は悪い事じゃないと思います。
◆なぜそんな大金をタンスにしまっていたのか?
これは日本の文化かもしれません。
タンス預金という言葉。
これ自体を否定はしませんが、子供がそれを抜き取れる
状況を作ってしまったことは否定できません。
ここにあるお金がどんなお金なのか?
子供自身が理解しきれていなかったかもしれません。
◆親に相談できなかったのか?
今回の事件は1回ではなく合計8回ほどの
お金のやり取りがあったと記事にありました。
なぜそのタイミングで親に相談できなかったのか?
ニュースを見た人も同じことを思ったかもしれません。
でもこの内容は大なり、小なり皆さんの家庭にも
その危険は潜んでいます。
実際にオンライン課金も良くニュースになります。
子供が100万円も課金なんて記事もたまに見ますね。
こんなご家庭は要注意!子供がお金のトラブルになるかも
◆普段から子供とお金についての会話をしていない
◆お年玉やお祝いを親が預かってただ貯めている
◆家族でお金のルールが決まっていない
◆うちの子に限って大丈夫
◆何かあっても学校が何とかしてくれる
◆おこづかいを渡していない
◆親がお金に対して無頓着
高の項目を見て、はっとした方も少なくないのでは?
そうお金の教育が家庭でできていない場合は
子供がお金のトラブルに巻き込まれる可能性があるという事です。
まだ実際に家庭内でしっかりお金の教育をしている家庭は
多くないと思っています。
それがタイトルにもある
「また起きる」の理由です。
ではどうしたら・・・?
子供を守るためにも家庭でお金の意識を変える必要性
まず子供へのお金の教育は家族で行うしかない!
ここに気が付くことが大切です。
勝手に学ぶなんてありえない
学校では教わらない
トラブルが多くなるのは小学校高学年から!
それまでにしっかりと家族でお金についての話を
できる関係を気づくことが重要です。
<ポイント>
◆まずはしっかりお小遣い教育をスタート!
◆そして家族でお金のルールをしっかり決める
◆そして定期的なお金の話を家族で行う事
お小遣い教育で見につく力は生きる力につながる
・お金の管理する力
・お金を考えて使う力
・お金の大切さ
・働く事とお金の関係
・貯金の大切さ
・お金を増やす考え方
・信頼と責任感
・自分を守る考え方
・自立した考え方
いかがですか?
これが身に付いたらお金のトラブルなんて
怖くないと思いませんか?
そんな家庭でし学べない教育から目を背けないで
ぜひ実施してほしいと考えます。
具体的なお小遣い教育の方法とは
お小遣い教育に関しては過去の記事をぜひご覧ください。
こちらを参考
簡単に復習としてまとめます。
<お小遣いを始めるタイミング>
子供がお金に興味を持ったらぜひ。
まだ早いなんてことはありません。お金の存在をなんとなく意識したら
スタートしましょう。
<お小遣いの渡し方>
決まったお金を決まった日に渡す”定額タイプ”
これによりお金の管理を学びます。
<働いた対価としての”報酬制”>
これによりお金は労働の対価を学びます。
仕事をする責任や信用の大切さも理解します。
基本はこの二つの組み合わせ。
<子供が成長してきたら年俸や減給制も>
だんだん手伝いが雑に?反抗期?
そんな時は減給制も有効。
仕事をしっかりしないのに対価はない。
こんなことからお金の会話は常にできます。
何よりも大切にしてほしい会話
お小遣い教育をしながら常に子供に伝えてほしいことが
あります。
それは、「お金のトラブルは親しか守れない」
だから、「必ず何かあったらすぐに相談する事」
怒らないからすぐに話してほしい!これを
毎回のお金の会話から伝えてほしいです。
上記のような事件は、最初の段階で相談があれば?
ここまでにはならなかった。
むしろお小遣いを通じたお金の会話ができていたら
起こるはずもなかった!
「友達に貧乏だろって言われて腹が立った」
と話してくれたら・・・
そう!起こる前に防げたんです。
まとめ
いかがでしたか?
昨年の事件は、氷山の一角だと思います。
親が知らないところで何かは起こっているかも。
だからこそ”子供を守るためにお金の教育を”
これが私が伝えたいメッセージです。
この記事を見て、不安を感じたり
具体的な方法がわからない方はいつでも問い合わせください。
Youtubeでも解説しています。
ぜひ参考にして頂けたら嬉しいです。
全ての子育て世帯がお金で知らないことで損をしない人生を!
これがRACの想いです。
100世帯あれば100通りの考え方や資産運用の仕組みがあります。
誰かの真似ではなく自分に合った内容を、自分で選びこと。
幸せな人生にはお金は必要です。
ぜひしっかり向き合うきっかけにしてください。

子育て世帯専門のファイナンシャルプランナー
<資格>
ファイナンシャルプランニン技能士2級/証券外務員2種/住宅FPエキスパート資格
CEOキッズアカデミー講師/キッズマネースクール認定講師
子育て世帯専門に年間100世帯以上のお金の相談に対応。お子様が寝てからのオンライン面談も好評。
こどもと大人のお金の先生として子供への金融教育にも力を入れており、おこづかい教育などは非常の評価されています。
子供の起業家マインドを育てるオンラインスクールなど、大人も子供も生き抜く考え方を伝えています。
身近で気軽に相談できるパートナーになれるようにわかりやすいセミナーやコンサルを心がけています。