新学期は“お金の教育習慣”を始めるチャンス!子どもの金銭教育、今こそ始めよう
こんにちは。
子供と大人のお金の先生、FPこんけんです。
3月はあっという間!春休みを超えるともう新学期!
この新学期はお金の教育を始めたり
新しいチャレンジを行うチャンスです。
ぜひ考えてみましょう。
なぜ新学期がお金の教育に向いているのか?
環境や気持ちがリセットされるタイミング
春、新学期には子どもも親も自然と“新しい気持ち”になりますよね。
たとえば:
◇新しいクラスや先生との出会い
「今年はこんなふうに頑張ろう!」と子ども自身が前向きになりやすい
◇学用品を買いそろえる時期
文房具や体操服など、物を買う経験が増える=「お金」を使う場面が身近になる
◇生活リズムの変化
時間割や習い事のスケジュールが変わり、日常のルールも整えるタイミング
◇保護者側も見直しモード
「今年はもっと計画的に」「おこづかい、そろそろ始めてみようかな」と感じやすい
このように、新学期は“心も生活も新しく整える”時期。
だからこそ、お金との関わり方も新しく整えるチャンスになるんです。
新しい生活リズムや習慣が定着しやすい
新学期が始まると、子どもも大人も自然と
新しいリズムを作るモードに入ります。
◇朝起きる時間が整い、生活リズムが戻ってくる
◇時間割や放課後の予定が決まり、毎日のペースが安定してくる
◇習い事や学習の目標など「今年はこうしよう」と意識が高まりやすい
こういう「切り替えの時期」は、
実は新しい習慣を取り入れやすいタイミング。
だからこそ、お金のルールやお手伝いの内容を
変える・増やすということも、すんなり馴染みやすいんです。
おこづかいの制度を始めたり、見直すのに最適
新学期は、生活リズムや子どもの成長に合わせて
家庭内のことも見直す絶好のチャンス。
たとえば、こんなことを感じたことはありませんか?
◆去年よりも責任感が出てきた
◆お金の使い方が雑だったけど、少し反省するようになった
◆欲しいものが変わってきた(高額になってきた)
このタイミングで、「どんなお手伝いができる?」
「おこづかいはこのままでいいかな?」といった親子の対話を始めると、
お金の教育にも自然につながります。
お金の教育って何をすればいいの?
年齢別の金銭教育の考え方(例:小学校低学年~高学年)
小学校低学年(1〜2年生)
キーワードは「お金の存在を知る・数える・使ってみる」
この時期はまだ「欲しい」「今すぐ買いたい」が強い年齢。
まずは**“お金そのものに慣れる”**ことが大切です。
※もちろん未就学児でも同じです。
◆お金の種類を知る(硬貨・お札の違い、数字の読み方)
◆レジで支払う体験をする(親と一緒に)
◆少額のおこづかいで「買う経験」をする
◆おこづかい帳をつけ始めることも〇(シンプルな形でOK)
「どれを選ぶ?」「これとこれ、どっちが大事かな?」など、
“選ぶ”体験を増やしていきましょう。
無駄遣いも学びに変えるためにまずは使い方に注目。
小学校中学年(3〜4年生)
キーワードは「計画する、貯める、選ぶ」
少しずつ物の価値や先を見通す力が育ちはじめる時期。
ここからは「使うだけでなく、計画して貯める」ことを
取り入れます。
◆欲しいもののためにお金を貯める経験
◆おこづかい帳で記録&ふり返り(収支を意識)
◆お金の使い道を自分で考える
◆値段を比較して選ぶ(お店やネットで)
「これを買ったら残りはいくら?」
「次のために少し取っておくのもアリだね」と、
“未来のために待つ”練習をしていきましょう。
小学校高学年(5〜6年生)
キーワードは「責任、計画、自立」
判断力や責任感が育ってきたこの時期には、
「自分で管理する力」を意識します。
お金に関するトラブルの回避・計画の立て方なども
教えられるようになってきます。
◆月単位のおこづかいにチャレンジ(自己管理の練習)
◆欲しい物のために長期で貯金計画を立てる
◆買い物での比較・値段交渉やクーポンの活用
◆「収入=使える金額ではない」ことを理解し始める
「今月どう使った?」「予算オーバーしなかった?」と
ふり返りの対話を意識。小さな失敗も学びに
変えていく姿勢が大事です。
子供によって成長の速さは違います。
できる事どんどん前倒しでチャレンジさせましょう。
まずはおこづかいのルール作りから始める
ここに関しては以前記事にもしてきましたが改めて!
子供のお金の教育はまず
「おこづかいのルール作り」から始めてみましょう!
おこづかいは、子どもがお金と出会い、
「使う・貯める・管理する」ことを学ぶ絶好のチャンス。
そして、ルールがあることで親も子も安心して始められます。
なぜルールが必要なのか?
おこづかいをただ渡すだけでは、使いすぎたり、
価値を感じなかったりすることも。
ルールがあることで、子どもは「このお金はどう使うか考えなきゃ」と
意識できるようになります。
また、親も「何に使うか」「いつ・どのくらい渡すか」などの
基準があると、迷わずに済みます。
【金額】いくら渡すか?
年齢や家庭の状況に合わせて「ちょうどいい金額」を考えましょう。
目安としては、以下のようなスタートでもOKです。
-
小学校低学年:月300〜500円くらい
-
中学年:月500〜800円くらい
-
高学年:月1,000円前後
▶ ポイント:金額に正解はありません。家庭の価値観でOK!
【頻度】いつ渡すか?
◆毎週〇曜日に渡す(低学年向け)
◆月初めにまとめて(中・高学年向け)
▶ ポイント:一定のリズムを作ることで“計画性”が育ちます。
子供から催促があることも!これも実は重要な行動です。
【使い道】何に使っていい?何に使わない?
「自由に使っていい」か、「おやつは別」「文房具は家で買う」など、
家庭のルールを明確にしておくと安心です。
▶ ポイント:“自由”の中に枠をつくることで、自主性と責任感が育ちます。
ルールは“押しつけ”じゃなく“一緒に決める”のがコツ
親が一方的に決めるのではなく、
「どう思う?」「これならできそうかな?」と、
親子で一緒に話し合って決めるのが一番大切なポイントです。
ルールを一緒に作ると、子どもも自分の責任として
受け止めやすくなりますよ。
週に一回でも、月に一回でも
親子でお金の話をする時間を作ることが大切です。
「欲しい vs 必要」「今使う vs 将来のために貯める」といった“お金の使い方の考え方
「これ欲しい!」「今すぐ買いたい!」
お店でそう言う子どもの姿に、
つい「それ、本当に必要?」と聞きたくなること、ありませんか?
でも、子どもにとって“欲しい”と“必要”の違いや、
“今使う”と“あとで使う”の違いは、意外とピンとこないもの。
だからこそ、おこづかいを通して一緒に考える時間が、
とても大切なんです。
お小遣いは大切なシュミレーション
子どものおこづかいは、単なるごほうびや遊びのお金ではありません。
使い方や優先順位を考える「練習の場」なのです。
毎月(あるいは毎週)もらう限られたお金の中で、
◆これって本当に必要?
◆今すぐ買う?少し我慢して貯める?
◆残ったらどうする?
そんな問いを一緒に考えることで、
“選ぶ力”や“先を見通す力”が育っていきます。
「欲しい」と「必要」は違う
たとえば、こんなシーン:
子「これ、ゲームのシール!超かわいい!」
親「かわいいね。でも、今のノート、
もうすぐ終わりそうじゃなかった?どっちを買う?」
このやり取りだけでも、子どもは心の中でこう考えます。
◆シールは「今欲しい」けど、ノートは「必要」かも
◆両方は買えない。どっちを選ぶ?
「欲しい vs 必要」は、優先順位を考えるきっかけになります。
▶ ポイント:
子どもの“欲しい気持ち”を否定せず、
「どっちを選ぶ?」と投げかけてあげると、
自分で考える習慣がつきます。
「今使う」か、「ためて買う」か
もうひとつ大事なのが
“今すぐ使う” vs “将来のために貯める”
という考え方。
たとえば、こんな問いかけができます。
親「今これを買ったら、来月の〇〇は買えなくなるかもね。どうする?」
親「来月〇〇が欲しいなら、今回のおこづかいを残しておくっていう手もあるよ」
“待つ”という行動ができるようになるのは、大きな成長です。
自分の未来のために今がまんする、
という経験は計画力や自己コントロール力を育てます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
新学期が始ま恵うタイミングで
子供と新しいお金の話をする。
こんなチャンスなタイミングはないです。
ぜひチャレンジしてほしいですね。
お金の教育は、将来の「生きる力」につながる大事な学び。
でも、難しいことではありません。
新学期という“はじめ時”に、
まずは親子でお金について話してみることから始めてみましょう。
全ての子育て世帯がお金で知らないことで損をしない人生を!
これがRACの想いです。
100世帯あれば100通りの考え方や資産運用の仕組みがあります。
誰かの真似ではなく自分に合った内容を、自分で選びこと。
幸せな人生にはお金は必要です。
ぜひしっかり向き合うきっかけにしてください。

子育て世帯専門のファイナンシャルプランナー
子供と大人のお金の先生
<資格>
ファイナンシャルプランニン技能士2級/証券外務員2種/住宅FPエキスパート資格
CEOキッズアカデミーマスター講師/キッズマネースクール認定講師
子育て世帯専門に年間100世帯以上のお金の相談に対応。お子様が寝てからのオンライン面談も好評。
こどもと大人のお金の先生として子供への金融教育にも力を入れており、おこづかい教育などは非常の評価されています。
子供の起業家マインドを育てるオンラインスクールなど、大人も子供も生き抜く考え方を伝えています。
身近で気軽に相談できるパートナーになれるようにわかりやすいセミナーやコンサルを心がけています。
子供にお金の教育を行う第一人者として
YoutubeやPodcastで配信も行っています。